確認日: 2026年4月15日
想定読者: 学生バイトの税金と扶養をざっくりではなく正確に見たい人
主な参照先: 国税庁、日本年金機構
本人の税金、親の扶養、社会保険はそれぞれ基準が違います。この記事では学生向けに確認順をそろえています。
先に要点
- 学生本人の所得税は、給与収入160万円までなら発生しない設計です。
- 親の扶養控除は、原則として給与収入123万円までが目安です。
- 19歳以上23歳未満は、給与収入188万円まで特定親族特別控除の対象になり得ます。
- 社会保険は別判定です。学生区分や勤務条件を見ないと結論を出せません。
学生本人の所得税は160万円を基準に確認する
給与所得者の所得税では、給与所得控除の最低額65万円と、基礎控除などを踏まえると、 給与収入160万円までは所得税が発生しない設計です。ここは学生かどうかにかかわらず、まず本人の税金を見る基準になります。
親の扶養控除は123万円が基本
親の税金で扶養控除の対象になるかを見るときは、子の合計所得金額が58万円以下かどうかを見ます。 給与収入だけなら、給与所得控除65万円を差し引いた後の所得で判定するため、給与収入123万円がひとつの目安です。
19歳以上23歳未満は188万円まで段階的な控除があり得る
19歳以上23歳未満の子については、2025年分以後、特定親族特別控除が創設されています。 給与収入123万円を超えても、188万円までの範囲であれば、親が段階的な控除を受けられる可能性があります。
ただし、控除額は一律ではありません。収入帯ごとに段階的に変わるため、雑な概算金額で「親の税金がいくら増える」と断定するのは避けるべきです。
社会保険は学生区分も確認が必要
社会保険は税金とは別です。短時間労働者の加入では、週20時間以上、月額賃金8.8万円以上、学生でないこと、勤務先規模などを見ます。 そのため、学生バイトでは年収だけで社会保険加入を断定できません。
また、家族の健康保険の被扶養者認定は別に確認が必要です。19歳以上23歳未満は、2025年10月1日から年間収入要件が150万円未満になっています。
確認の順番
- 1. 本人の所得税を見るなら、まず160万円を確認する。
- 2. 親の扶養控除を見るなら、まず123万円を確認する。
- 3. 19歳以上23歳未満なら、188万円までの特定親族特別控除を追加で確認する。
- 4. 社会保険は別に、学生区分と勤務条件を確認する。